ラッキィ池田、『妖怪ウォッチ』の主題歌「ようかい体操第一」誕生秘話を告白

 爆発的なヒットを記録している『妖怪ウォッチ』。ゲームやアニメを中心に話題を集める中、子供のみならず、大人をも巻き込むほどの作品となっている。様々な視点から注目を集めているが、その一つには主題歌の存在も大きい。特に、前ED「ようかい体操第一」はネット上の「踊ってみた」動画へ派生するほどに人気を誇るが、振付け師・ラッキィ池田に誕生秘話などを伺った。  大人も子供もいっしょになって楽しめる『ようかい体操第一』だが、そもそもどのような経緯で生まれたのか。ラッキィに振り返って頂いた。  「じつは、ゲーム発売のだいぶ前から『妖怪ウォッチ』自体の構想はありました。ただ、以前関わった『イナズマイレブン』ではコンサートで大人も子供もいっしょになって楽しむ光景がありましたが、やはり、どちらも満足させるのは難しい。だから、子供が何より楽しめるものを作ろうと考えました」。  そして、「ようかい体操第一」では共に作詞を手がける音楽プロデューサー・高木貴司といっしょに楽曲を作り上げていったが、その工程には苦労もあったようである。  「初めにまず振付けを考えました。当初の資料はコロコロコミックと3分程のパイロット版映像のみだったので、アシスタントたちと議論を重ねながらダンスを考えていきましたね。具体的にイメージしたのは、小学4年生の男の子です。将来『そういえば“妖怪ウォッチ”ってあったよなぁ』と思い出せるような、記憶に残るようなものにしたいという意識を抱いていました」。  さらに、「ようかい体操第一」では歌詞も手がけるラッキィだが、冒頭で「ヨーデル ヨーデル」と繰り返す部分や、曲中に散りばめたフレーズひとつ一つに至るまで、大人ではなくあくまでも子供の目線に寄り添う形で楽曲を築き上げていったようだ。  ところで、月並みな言葉ではあるが、今作「ようかい体操第一」をはじめ、ラッキィの振付けは“親しみやすさ”が一つのキーワードになっているように思える。その源流にあるのは「子供を観察すること」だった。  「子供たちを見ていると、ワクワクに溢れているように思えるんですね。高いところへふと昇ってみたり、横断歩道の線だけを踏んで歩いたり、日常の中でとにかく遊びというアイデアに溢れている。だから、子供たちを見ながら『どういうテンションでやるのか』と観察しながら学ぶことは多いです」。  常識に囚われる中で、大人になると忘れてしまう無邪気さ。子供の目線に立つというのは常套句ではあるが、ラッキィは子供たちからたくさんのことを学んでいるようだ。そんな源流の元に作られた「ようかい体操第一」だが、街中で「子供たちが口ずさんでいたり、親御さんが声をかけてくれる」ほど、ラッキィさんも驚くまでに認知されるようになったという。  子供や親、果ては大人にまで波及した「ようかい体操第一」だが、最後に、踊るためのポイントを伺ってみた。  「大人が踊るならば、子供たちと同じ気持ちで恥ずかしがらずに思い切って踊ってほしいですね。例えば、ガバっと股を開いたり、激しくジタバタしてみたり、とにかく楽しんでほしいですね」。  世代を超えて誰もが知る『ラジオ体操』のように、広まり続ける『妖怪ウォッチ』の楽曲。作品自体の勢いもますます加速しそうだが、よりいっそう多くの人を巻き込む様相をみせている。 ポーター ビジネスバッグ ブランド リュック 人気 鞄 ブランド aniary slow クレドラン head porter