「ハリポタ」がけん引…外国人客でにぎわう大阪

 大阪がこの夏、外国人観光客で空前のにぎわいを見せている。  円安と観光ビザ(査証)の発給要件緩和に加え、15日に開業1か月となった米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)の新エリア「ハリー・ポッター」がけん引役となり、繁華街でも多くの人が散策を楽しむ。一方、ホテル不足や観光バスの路上駐車なども目立ってきた。  ◆欧米からも増  夏休み中の連日、USJのゲート前には早朝から長蛇の列ができている。15日に訪れた人のうち、ほぼ1割が外国人。オーストラリア人のアンナ・スピアーさん(31)は「ハリー・ポッターの大ファン。ここにはどうしても来たかったの」と、ワクワクした様子だ。  7月のUSJの来場者は87万人で、7月としては2001年の開業以来、最多となった。担当者は「外国人客はアジアが中心だったが、欧米の客も増えた」と話す。  少人数で大阪の名所を巡るツアーも人気だ。  「大阪のソウルフードです。2度づけはダメ」。新世界の串カツ店では、英国から来たケビン・ベーカーさん(54)一家がガイドの話を聞きながら食事を楽しんだ。鶴橋の市場や梅田も回り、ケビンさんは「食文化が興味深く、みんな親切」。ツアーを主催するグループは「6、7月の参加者は昨年の6割増。こんなに忙しいのは初めて」と喜ぶ。  この傾向は大阪周辺も同じで、7月にJR京都駅ビル(京都市)内の観光案内所を訪れた外国人は約2万7000人と、昨年より15%増えた。伏見稲荷大社の「千本鳥居」が口コミサイトで注目を集め、写真撮影する人が後を絶たない。 ポーター ビジネスバッグ ブランド リュック 人気 鞄 ブランド aniary slow クレドラン head porter