伊賀市本庁舎建て替え問題で住民投票告示 三重

 伊賀市本庁舎の建て替えをめぐり現在地か移転かを問う住民投票。告示された15日、移転に反対する上野商工会議所の木津龍平会頭らでつくる市民団体が市中心部で現在地継続を訴えたのに対し、岡本栄市長は本庁舎で「説明会でほとんどの人が移転新築に理解していただいている」と移転案に自信をみせた。住民投票では24日の投票日に投票率が50%未満では開票されない規定があるため、市選挙管理委員会は投票を呼びかける街頭啓発も始めた。  木津会頭らは住民投票を求め署名を集めた市民団体「伊賀市役所庁舎整備を考える市民の会」の5人と午後3時から、同市上野茅町の大手ショッピングセンターで街頭活動。移転に対し「交通アクセスなどは現在地がすぐれている」などと反対姿勢を示すチラシ約200枚を買い物客らに配った。今後、現在地継続をアピールするチラシを新聞折り込みなどを含め各家庭に配る。  移転計画を進める岡本市長は午後4時に報道陣に「現在地の本庁舎は集客交流の場として有効活用する」とし「名張市との一体化を視野に市の地理的に中心部となる四十九町への移転はまちづくりに役立つ」と強調。また、投票率に触れ「50%以上になるよう、ぜひ投票を」と訴え、開票を得て移転案を明確にしたい意向を示した。一方、市民らに移転を求める表だった活動はみられなかった。  市選管は午前8時半に市役所前掲示板に告示文書を張り出し、職員や市明るい選挙推進協議会委員ら約20人が午前10時から、同市服部町の大手ショッピングセンターなど市内4カ所で投票を呼びかける啓発用のウエットティッシュやうちわなど約2千セットを市民らに配付。市選管は16日も市内3カ所でうちわなどの啓発グッズを配る。  期日前投票は市長選などは6日間だが、今回は投票率を高めるため2日多く16日から23日まで8日間、午前8時半から午後8時まで市内6カ所で期日前投票を受け付ける。  投票は24日午前7時から午後7時まで市内99カ所で。開票は午後9時から同市平田の市立大山田小体育館であり、夜半に大勢が判明する。  投票資格は選挙権と同様に満20歳以上。14日現在の投票資格者は7万6062人(男性3万6273人、女性3万9789人)。 ポーター ビジネスバッグ ブランド リュック 人気 鞄 ブランド aniary slow クレドラン head porter