特別支援学校在籍者が過去最多 8割が知的障害の児童・生徒

 兵庫県内の特別支援学校に在籍する児童・生徒らが14年連続で増加し、2014年度は5260人に上り、過去最多になったことが、15日までの文部科学省などの調査で分かった。知的障害の児童・生徒が年々増加しており、全体の約8割を占めている。  文科省の学校基本調査速報によると、県内の在籍者数は幼稚園、小学校、中学校ではいずれも前年度より減少しており、小学校、中学校は過去最少だった。  一方、特別支援学校の在籍者は、前年度を上回った01年度以降、毎年、増加を続ける。14年度は、幼稚部73人▽小学部1162人▽中学部1245人▽高等部2780人。高等部が前年度より42人、中学部が38人増えるなど、全体で110人増加した。  県教育委員会によると、特別支援学校の在籍者のうち、肢体不自由の児童・生徒数はほぼ横ばいだが、知的障害は年々増加。14年度は前年比128人増の4167人となり、特別支援学校在籍者の79%を占めている。  県教委は知的障害の子どもの増加に対応し、敷地内に仮設校舎を建設するほか、姫路市内に今年4月、小中高等部がある姫路しらさぎ特別支援学校を新設した。  さらに、17年度には神戸市西区に、知的障害者が通う高等部のみの特別支援学校を開設する。また、県立高校内に特別支援学校の分教室設置も進めている。 ポーター ビジネスバッグ ブランド リュック 人気 鞄 ブランド aniary slow クレドラン head porter